皆伐作業
皆伐は、苗木を植え付けてからおよそ50年以上経って、木材として使える大きさになった立木を伐採、収穫する作業です。
樹木の水分が少なく、品質の高い製材品が生産できる秋から冬にかけて伐採に一番良い時期となります。
皆伐作業の集材の様子です。
グラップルでの全木集材作業をしています。
造林作業の様子です。
造林作業を行うプロセッサという高性能林業機械です。
設定した長さに採伐し、材種ごとに振り分け作業をしています。
搬出作業の様子です。
プロセッサで造林した材を、山土場まで搬出するフォワーダの様子です。
運搬トラックの進入できるところまで、この重機で搬出します。
皆伐作業での大型重機の連携作業の様子です。
右のグラップルが全木材を左のプロセッサに送り出し、効率よく作業するために、連携を取りながら作業している様子です。
地拵作業
地拵とは、立木を伐採した跡地の枝やかん木などの残材を集積して、苗木を植えられる状態にすることで。2月から4月にかけて行う作業です。
植付作業
植付けは、苗木の根が活動を開始する時期に始まりますが、当組合では毎年3月から6月にかけて植付けを実施します。
植付けは、根が周囲に十分伸びることができるように注意しながら一本一本丁寧に植えることが必要です。
下刈作業
下刈りは、植付けた苗木が雑草との成長競争に負けないように、梅雨の時期から夏にかけて雑草やかん木等を刈払う作業です。
つる切り作業
つる切りは、下刈りが必要でなくなった森林で苗木に巻きついたつるを切り取る作業です。
除伐作業
下刈りの時期を終えて2、3年経つと植林木の成育を妨げる雑木やかん木などが現れるようになります。
除伐はこのように雑木やかん木等を刈払い、活力ある森林を育てるために必要な作業となります。
切捨間伐作業
樹木の成長に伴い、林内が混み合うことで互いの成長を阻害してしまう場合に、劣勢木を間引く作業を間伐といいます。その中でも、搬出を伴わない間伐を切捨間伐といいます。
植付けてから15から20年くらいすると木が混み合ってくるので、このような時に行います。
間伐をしないで放置すると、太陽の光が地表に届かなくなり、下草が生えなくなるため、雨が降ると栄養分の豊富な土が流され、土地が痩せてくるばかりではなく、水害発生の原因ともなります。
間伐作業(収穫間伐)
間伐作業(収穫間伐)は、人口林においては、植栽木の生長を見ながら、適切な時期に数回行わなければなりません。
皆伐へ向けて木を大きくするために、切捨間伐後に5年から10年の間隔あけて数回実施します。
ある程度の大きさになると、間伐した材量も売却可能となるので、収入も見込まれます。